忘年会の季節にできる対策について

年末の楽しみといえば忘年会。でも、その一方で「気づけば体重が増えていた…」という声も多い季節です。
40〜50代の女性は特に、代謝の変化や筋肉量の低下の影響で、同じ食事量でも“脂肪として残りやすい時期”に入ります。とはいえ、忘年会は楽しみたいもの。今回は「太らない工夫」を無理なく続けられる形でまとめていきます。
まず知っておきたいのが、**“太りやすくなるのは食べた量よりタイミング”**という事実。特に夜遅い食事は、脂肪として蓄積されやすい傾向があります。体内では、夜になるほど“脂肪を溜め込むスイッチ”が入りやすいためです。忘年会の日は、夕方に軽くタンパク質を含む間食(チーズ・ヨーグルト・ゆで卵など)をとっておくと、ドカ食いを防ぎやすくなります。
「先に少し食べておくと逆に太りにくい」というのは、意外と友達にも話したくなるポイントかもしれません。
また、お酒の種類選びも忘年会太りの大きな分かれ道です。
・甘いカクテルやサワーは砂糖が多く、血糖値が急上昇しやすい
・ビールは飲みやすく量が増えやすい
・ウイスキーや焼酎のソーダ割りは比較的血糖値が上がりにくい
といった違いがあります。
特に、血糖値の乱高下は脂肪を溜める原因につながります。少し意識して選ぶだけで、翌日の体の重さが変わることもあります。
食事の中で覚えておきたいのは、“順番”で太り方が変わるということ。
①野菜・海藻
②タンパク質(肉・魚)
③炭水化物
この順番で食べると、血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪として蓄えられにくくなります。居酒屋で頼むなら、最初にサラダや冷ややっこがあると安心です。
もうひとつ、40〜50代の女性にこそ伝えたい、**“意外と効く対策”**があります。
それは、忘年会の翌日に筋肉を少しだけ動かしておくこと。
「食べた翌日は動いた方がいい」と言われますが、理由は筋肉が“糖”を取り込みやすい性質にあります。筋肉は体の中で一番大きな“エネルギーの貯蔵庫”。忘年会で増えた糖は、筋肉を動かすことで優先的に使われ、脂肪として残りにくくなるのです。
特に、太もも・お尻・背中など大きな筋肉を使うスクワットや軽めの階段昇降は短時間でも効果的。
「翌日に軽く動くだけで調整しやすくなる」というのは、知るとちょっとうれしいポイントです。
さらに、“姿勢を整える”ことも忘年会太り防止に関係しています。
猫背になるとお腹が前に出やすく、内臓の位置も下がり、消化が sluggish になります。忘年会の翌日に「なんだか体が重い」と感じる理由の一つがこの姿勢の乱れです。胸を開き、背中を軽く反らすだけでも呼吸が深くなり、代謝の回復が早くなります。
そして最後に大切なのは、楽しむと決める日を罪悪感とセットにしないこと。
40〜50代は体が変化しやすい時期ですが、一食・一回の飲み会で太るのではなく、翌日の調整行動が結果に現れます。「太るかどうかは、忘年会そのものではなく、翌日の動きで決まる」という視点が持てると、心も体もずっとラクになります。
今年の忘年会は、“食べても太りにくい小さな工夫”を味方にして、気持ちよく楽しめる時間にしてみてください。
奈良市ヤマムラパーソナルジム

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