冷たい飲み物の落とし穴と正しい使い方

夏の暑い日、つい手が伸びるキンキンに冷えた飲み物。でも、実はそれ、体にとってはちょっとした“落とし穴”かもしれません。
この記事では「冷たい飲み物=悪」ではなく、「どう飲むか」が大切という視点から、冷たい飲み物との上手な付き合い方をお伝えします。
なぜ「冷たい飲み物」が体に悪いのか?
内臓が冷えると代謝が落ちる
冷たい飲み物を多く摂ることで、まず影響を受けるのが胃腸です。内臓が冷えると、その働きが鈍くなり、食べ物の消化吸収力が下がります。それにより、エネルギーの生成効率が低下し、代謝が落ちてしまうのです。せっかく筋トレを頑張っていても、代謝が落ちてしまってはもったいないですよね。
夏でも“隠れ冷え性”になる理由
女性は特に冷えに敏感。実は「夏の冷え性」という言葉があるほど、冷房や冷たい飲み物の影響で体が冷えやすくなります。外は暑いけど体の中は冷えている——そんな「隠れ冷え性」が起こると、体調不良やむくみ、免疫力の低下を招きやすくなります。
冷たい飲み物を飲みすぎるとどうなる?
胃腸の働きが低下して食欲不振に
「夏バテで食欲がない」と感じる人、その原因のひとつが冷たい飲み物の摂りすぎかもしれません。冷たい飲み物は胃の動きを弱め、消化機能を鈍らせます。その結果、食べたくても食べられない、エネルギー不足でだるさが抜けないという悪循環に陥ります。
免疫力・回復力の低下につながる
体温が1℃下がると、免疫力は30%も落ちると言われています。冷たい飲み物で体の芯から冷えてしまうと、免疫機能の低下だけでなく、筋肉の修復にも悪影響。せっかく筋トレしても回復力が落ちては、効果も出にくくなります。
でも我慢しすぎも逆効果!上手な取り入れ方とは?
運動後や外での活動時は「冷たい水」でOK
もちろん、「一切飲むな」という話ではありません。外で汗をかいたあとや、運動後に冷たい水を一杯飲むのは、熱中症予防にも有効です。大切なのは「いつ」「どれだけ」飲むか。ポイントは、体が温まっているときに冷たいものを取り入れるとダメージが少ないということです。
「体内温度」と「気温差」を意識した飲み方
室内でエアコンが効いているとき、キンキンに冷えた飲み物をガブ飲みすると、体の深部まで冷えてしまいます。気温と体温の差が大きい環境では、常温〜ぬるめの飲み物がベスト。冷たいものは「ごほうび的に少量」がおすすめです。
代謝を守るために夏こそ「温活」を
常温や白湯を上手に取り入れよう
起き抜けや食事中は、常温の水や白湯が内臓をじんわり温めてくれます。特に朝の一杯は、内臓のスイッチを入れてくれる大切な習慣。夏だからこそ、体の内側を冷やしすぎない意識が重要です。
冷え対策で筋トレ効果も高まる
体温が高い=代謝が良い=脂肪が燃えやすい、というのはダイエットの鉄則。冷えを防ぐことで、筋トレの効率もアップ。特に女性の場合、冷えを取り除くことで「痩せやすさ」が大きく変わります。
まとめ|冷たい飲み物は“敵”ではなく“使い方次第”
冷たい飲み物は悪者ではなく、シーンを選べば味方になる存在。
大切なのは、「なんとなく飲む」から「意識して飲む」への切り替えです。冷たい飲み物との付き合い方を少し変えるだけで、体調やトレーニングの成果にも差が出てきますよ。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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