体の負荷は「筋肉で受け止める」。関節を守る体づくりの考え方

「年齢とともに膝や腰が気になってきた」
40〜50代の女性からよく聞く言葉です。
歩くと膝が痛む。
階段を降りるときに違和感がある。
肩が上がりにくい。
こうした不調は、年齢のせいだけではありません。
実は大きく関係しているのが、体の負荷をどこで受け止めているかという問題です。
体には、負荷を受ける場所がいくつかあります。
筋肉、関節、靭帯、腱などです。
この中で、本来いちばん負荷を受けるべきなのは筋肉です。
■ 関節や靭帯は「消耗品」
関節や靭帯、腱はとても重要な組織ですが、実は消耗しやすい部分でもあります。
例えば膝関節。
日常生活の中で、歩く、階段を上る、立つ座るといった動作を何千回も繰り返しています。
もしこの負荷を筋肉ではなく関節で受けてしまうと、
徐々に関節に負担が蓄積されていきます。
すると
・膝の違和感
・腰の痛み
・肩の不調
といった状態につながることがあります。
つまり、体を守るためには
負荷をどこで受けるかが重要なのです。
■ 筋肉は体を守るクッション
筋肉には、単に体を動かすだけではなく
衝撃を吸収する役割があります。
例えばジャンプして着地するとき。
筋肉がしっかり働いていれば、衝撃は分散されます。
しかし筋肉が弱かったり、うまく使えていないと
その衝撃は関節へ直接伝わってしまいます。
これは日常生活でも同じです。
階段を降りるとき、
物を持ち上げるとき、
長時間歩くとき。
筋肉がしっかり働いている人ほど、
関節への負担は小さくなります。
つまり筋肉は、体を守る天然のサポーターのようなものです。
■ 「鍛える」より「使える」筋肉
ここで大事なのは、ただ筋肉量を増やすことではありません。
本当に大切なのは
筋肉を正しく使えることです。
例えば太ももの前ばかり使ってしまう人は、
膝の負担が大きくなりやすいです。
一方で、
お尻や背中の筋肉が使える人は
体全体で負荷を分散できます。
体を整えるとは、
こうした筋肉のバランスを整えることでもあります。
■ 今日からできる体の守り方
難しいトレーニングをする必要はありません。
まずは次の3つを意識してみてください。
1つ目は、お尻の筋肉を意識して歩くこと。
歩くときに軽くお尻を使うイメージを持つだけでも変わります。
2つ目は、背中の筋肉を動かすこと。
肩甲骨を軽く寄せる動きを1日数回行うだけでも姿勢が整います。
3つ目は、軽い筋トレを習慣にすること。
スクワットなどの基本的な運動は、体全体の筋肉を使う良い方法です。
どれもシンプルですが、
続けることで体の負担のかかり方は変わります。
体を整えるというのは、
特別なことをすることではありません。
日常の中で
筋肉をうまく使える体にしていくことです。
関節は大切に使うもの。
そのために筋肉を味方につける。
そんな体づくりを続けていきたいですね。
奈良市ヤマムラパーソナルジム

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