寒いとイライラしやすい？実は“交感神経”が原因かも
朝晩が冷え込む季節になると、なぜか肩に力が入ったり、ちょっとしたことでイライラしたりしませんか？
それ、寒さによって交感神経が優位になっているサインかもしれません。
体は本来、外の気温が下がっても体温を一定に保とうとする仕組みをもっています。
その調整を担っているのが「自律神経」です。
中でも、寒さを感じたときに働くのが“交感神経”です。
いわば「体を守るためのスイッチ」ですね。
目次
寒いと交感神経が優位になるワケ
人の体は、寒さを感じると次のような反応を起こします。
- 血管をギュッと収縮させて、体温が逃げないようにする
- 心拍数を上げて、体内で熱を作り出そうとする
- 筋肉を小刻みに震わせて熱を発生させる（ブルッとするあの反応）
これらはすべて、交感神経の働きによるものです。
つまり寒い季節は、常に交感神経が優位になりやすい状態。
その結果、知らず知らずのうちに「緊張モード」が続いてしまうんです。
「寒い時期はなぜか疲れやすい」「寝つきが悪い」というのも、この交感神経の働きすぎが関係している可能性があります。
冷えストレスが“太りやすさ”にまで影響？
交感神経が優位な状態が続くと、血流が悪くなり、筋肉や内臓に十分な酸素や栄養が届きにくくなります。
そうなると、代謝が下がって**「脂肪を燃やしにくい体」**になってしまうんです。
さらに、血流不足は体の冷えを助長し、冷えがまた交感神経を刺激するという悪循環に。
このサイクルが続くと、「冬は痩せにくい」「むくみやすい」「肩こりが取れない」といった悩みを感じやすくなります。
体を温めるだけで、心までほぐれる理由
そんなときこそ、意識したいのが「体を温める」こと。
温まることで血管が広がり、リラックスを司る副交感神経が優位になります。
すると、筋肉の緊張がやわらぎ、心拍数や呼吸も落ち着いてくるんです。
つまり、体を温めることは**“心の冷え”をとることにもつながる**というわけ。
「なんだか最近イライラする」「夜中に目が覚める」そんなときは、まずは湯船に浸かってみてください。
友達にちょっと話したくなる豆知識として、
「お風呂って実は“副交感神経のスイッチ”なんだよ」と伝えると、きっとドヤ顔ポイントです。
プラスαで取り入れたい「温め筋トレ」
もうひとつおすすめなのが、“軽く体を動かす”こと。
筋肉を動かすと、血液が全身にめぐり、自然と体が温まります。
特に太もも・お尻・背中などの大きな筋肉を使うと効果的。
ウォーキングやスクワットのような運動は、冷え対策にもストレス対策にもピッタリです。
運動で筋肉量が増えると、基礎代謝も上がり、冬でもポカポカしやすい体に変わっていきます。
「冷え性だから運動が苦手」という方ほど、**“温めるために動く”**という発想に変えると、気持ちがぐっと楽になりますよ。
タンパク質で“温まる体”を育てよう
もうひとつ大事なポイントがタンパク質。
筋肉の材料になるだけでなく、食べたときに体の中で“熱”を生む力（食事誘発性熱産生）も高い栄養素です。
つまり、タンパク質をしっかり摂ることは**「体の中から温まる力」を育てること**につながります。
鶏むね肉や魚、豆腐、ゆで卵などを日々の食事に取り入れるだけでも違いが出ます。
冬の食卓で、味噌汁に豆腐や卵を加えるのも立派な温活です。
寒い季節こそ「リラックスする力」を育てよう
寒いからといって、交感神経ばかりが働いてしまうと、心も体もガチガチに。
けれど、体を温めたり、軽く動いたり、ゆっくり深呼吸したりすることで、
副交感神経を呼び戻すことができます。
つまり、「寒い時期こそ“リラックスする力”を育てるチャンス」なんです。
無理に頑張らなくてもOK。
温かいお風呂、ほどよい運動、そしてタンパク質。
この3つを意識するだけで、冬の体と心はぐっと軽くなりますよ。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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