野菜さえ食べていれば健康?実は“惜しい”ポイントがあります

「とりあえず野菜を食べておけば健康にいい」——多くの方が一度は思ったことのある考えかもしれません。
もちろん、野菜は体にとって大切な栄養源。でも、40〜50代の女性にとって“野菜だけでは埋まらない健康の穴”が実は存在します。
たとえば、野菜中心の食事をしているのに「疲れやすい」「体が冷える」「肌の調子が安定しない」と感じる方は多いもの。
この理由には、“野菜の得意分野と不得意分野”があるという事実が関係しています。
● 野菜は「守る栄養」。でも「作る栄養」は少なめ
野菜はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、体を“守る”力がある食材です。
ただし、体を“作る”ために必要な たんぱく質 はほとんど含まれていません。
40〜50代は筋肉や骨の減り方が加速しやすく、たんぱく質が不足すると…
- 疲れやすい
- 基礎代謝が下がる
- むくみやすい
- 肌のハリが落ちる
こうした「なんとなく調子が悪い」が積み重なっていきます。
友達にサラッと言えるポイントとしては、
「野菜は守る栄養、たんぱく質は作る栄養」 というシンプルな区分。
これだけで食事を見直すときの視点がぐっと分かりやすくなります。
● さらに見落とされがちな“鉄分”問題
40〜50代の女性に多いのが 隠れ貧血。
実は貧血は「ヘモグロビン値が低い」だけの話ではなく、体の中に貯蔵されるフェリチンが不足していても起こります。
そしてこのフェリチン不足、
野菜中心の食事だとかなり起こりやすいんです。
植物性の鉄分は吸収率が低く、動物性に比べて1/5ほど。
だから、ほうれん草を食べてもそれだけでは足りないことが多いのです。
疲れやすさ、気力の低下、爪が割れやすい、抜け毛など…
「歳かな」と思っていた症状が、実は鉄不足ということもあります。
● 「野菜+〇〇」で一気に体が変わる
とはいえ、難しい栄養管理をする必要はありません。
野菜中心の食事に、次の“ひとつ”を加えるだけで体はかなり変わります。
① たんぱく質
- 卵
- 鶏むね肉
- 魚
- 豆腐
これらを毎食どれか1つ。これだけで筋肉量の低下を防ぎやすくなります。
② 良質な油
オリーブオイル、アマニ油、ナッツなど。
体の炎症を抑えてくれるので、疲れにくい体づくりにも役立ちます。
③ 動物性の鉄分
レバー、赤身肉、まぐろ・かつおなど。
「週1回だけでも」入れると体調が整いやすくなります。
● 「野菜=正義」ではなく「野菜=土台」
野菜は優秀な食材です。
でも、野菜だけで“体全体を支える”のは難しい という事実があります。
40〜50代は、体が本気で“栄養のバランス”を求めだす時期。
野菜はあくまで土台。
そこにたんぱく質・油・鉄分を足すことで、ようやく体が本来の力を取り戻します。
実際、野菜中心の食事から「野菜+たんぱく質」に切り替えた方の多くが、
- 疲れにくくなった
- 体が温まりやすくなった
- 体重が安定した
- 気分の落ち込みが減った
こうした「実感の変化」を感じています。
● 最後に
もし今、野菜はしっかり食べているのに体調に自信が持てないなら、
それはあなたの努力が足りないのではなく、
“体に必要なピースがあと少し足りていないだけ”。
野菜を大切にしながら、「体を作る食材」も少し足してあげる。
これだけで体はぐっと応えてくれます。
奈良市ヤマムラパーソナルジム

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