年齢とともに減る筋肉…実は“使わない”より“足りない”が問題?

「昔より疲れやすくなった」「体型が戻りにくい」──
そう感じ始めたら、それは“筋肉量の減少”が関係しているかもしれません。
実は40歳を過ぎると、筋肉は年間1%ずつ減少していくといわれています。
でも「動かしてないから」だけが理由ではないんです。
大切なのは“筋肉を維持する材料”が足りているかどうか。
つまり、栄養と回復がポイントなんです。
筋肉を守る3つの柱:「動かす・食べる・休む」
① 動かす:筋肉は“使うほど若返る”
筋肉は刺激を受けることで再生します。
たとえば階段を上る、重い買い物袋を持つ——そんな小さな負荷でも十分。
特におすすめなのが**「太もも」や「お尻」**の筋肉を意識すること。
これらは全身の筋肉の中でも面積が広く、代謝を大きく支える部分です。
友達にちょっと話したくなる豆知識ですが、
「お尻の筋肉(大臀筋)」は、姿勢の若々しさを決める筋肉でもあります。
立ち姿が美しい人ほど、実はお尻の筋肉を上手に使っているんです。
② 食べる:筋肉の“材料”は思ったより日常にある
筋肉を作る材料=たんぱく質。
でも「お肉をたくさん食べないとダメ」と思いがちですよね?
実は、豆腐・納豆・卵・魚など、普段の食卓でもしっかり摂れます。
40〜50代の女性の場合、1日あたり体重1kgにつき1〜1.2gのたんぱく質が目安。
体重50kgなら50〜60gが理想です。
「朝に卵、昼に納豆、夜に魚」──このくらいでもかなり近づきます。
ちなみにたんぱく質は“分けて摂る”のがコツ。
一度に摂るより、1日3回に分けた方が筋肉の合成スイッチが何度も入ります。
③ 休む:筋肉は“寝ている間”に作られる
筋肉が実際に修復・成長するのは、運動中ではなく寝ている間。
睡眠中に分泌される「成長ホルモン」が筋肉を再生してくれます。
だから、夜更かし続きは筋トレを“台無し”にしてしまうことも。
理想は23時前の就寝。
この時間帯はホルモンの分泌が最も活発になり、
筋肉だけでなく肌や代謝の若返りにも効果的なんです。
「少しの意識」で、筋肉は裏切らない
特別なトレーニングをしなくても、
・階段を選ぶ
・1日3回たんぱく質を意識
・夜は早めに寝る
——この3つを意識するだけでも、筋肉は確実に応えてくれます。
年齢を理由にあきらめる必要はありません。
筋肉は、いくつになっても“育て直せる臓器”なのです。
奈良市ヤマムラパーソナルジム

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