台風や低気圧に負けない体をつくるには?不調の原因と筋トレの関係

季節の変わり目や台風シーズンになると、「なんとなく体がだるい」「頭が重い」「気分が落ち込む」と感じることはありませんか?
それ、低気圧による自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
でも実は、「筋トレ」や「ちょっとした生活習慣の見直し」でこの不調を和らげることができるんです。
今日は、台風や低気圧に負けない“強い体”をつくるためのヒントをご紹介します。
■ なぜ低気圧で体がしんどくなるの?
低気圧になると、空気中の酸素が少なくなり、血管が拡張しやすくなります。
その結果——
- 頭痛が起きる
- 体が重く感じる
- めまいや倦怠感が出る
といった症状が出やすくなります。
これは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れることで起こるのです。
交感神経は“活動モード”、副交感神経は“リラックスモード”。
このバランスが崩れると、体がうまく環境変化についていけず、だるさを感じやすくなります。
■ 低気圧不調に強くなる「3つの筋トレ習慣」
① 背中・肩まわりを動かすトレーニング
姿勢が悪くなると、胸が閉じて呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。
背中や肩甲骨を動かすことで、酸素が体にしっかり行き渡り、自律神経が整いやすくなります。
おすすめ:
- 肩甲骨を寄せる「ペットボトルローイング」
- タオルを使った「肩甲骨寄せストレッチ」
💡友達に話したくなる豆知識
→ 実は「姿勢を正す」だけで脳への酸素供給量が約1.5倍になるとも言われています。
② 下半身の筋肉を動かして「体温を上げる」
太ももやお尻などの大きな筋肉を動かすと、血流が良くなり、体温も上がります。
実はこの「体温の上昇」が、気圧の変化に強くなる大きなカギなんです。
なぜなら、体温が上がると——
- 血液の巡りが良くなり、酸素や栄養が体のすみずみまで届く
- 自律神経の働きが安定し、気圧変化に伴う不調を受けにくくなる
- 代謝が上がり、むくみや冷えの改善にもつながる
つまり、「体がポカポカしている状態」こそが、気圧変化に強い体のサインです。
冷え性の人が台風前に体調を崩しやすいのは、血流が悪く自律神経が乱れやすいためともいわれています。
おすすめ:
- 椅子に浅く腰掛けて「イススクワット」
- ゆっくりテンポで「ながらウォーク」
💡ポイント
→ 筋トレ後の体温上昇は一時的でも、その積み重ねが「気圧に動じない安定した体」を作ります。
③ 深い呼吸を意識する
筋トレとセットで行いたいのが「呼吸トレーニング」。
深呼吸は副交感神経を優位にし、体をリラックスモードへ導きます。
台風前に気分が落ち込む方は、**“ゆっくり吸って、ゆっくり吐く”**を意識してみましょう。
💡豆知識
→ 呼吸を意識的に深くするだけで、血圧や心拍数が安定し、睡眠の質も上がることが研究で分かっています。
■ 生活リズムも“気圧に負けない体”のカギ
筋トレとあわせて意識したいのが、**サーカディアンリズム(体内時計)**です。
毎日同じ時間に起きて朝日を浴びることで、体内時計が整い、自律神経の働きが安定します。
- 朝:カーテンを開けて太陽光を浴びる
- 昼:15分ほど体を動かす
- 夜:スマホの光を控えめにしてリラックス
こうした小さな積み重ねが、低気圧の波に負けない“軸のある体”を作ります。
■ まとめ:筋トレは「気圧の変化に強い体」を育てる最高のツール
台風や低気圧に負けない体をつくるポイントは、
✅ 筋肉を動かして血流を促す
✅ 姿勢と呼吸を整える
✅ リズムある生活を心がける
✅ 体温を上げて自律神経を安定させる
この4つです。
筋トレは「体を引き締める」だけでなく、「自律神経を整える」「気圧変化に強くする」「冷えを防ぐ」といった、目に見えない健康効果もたくさんあります。
季節の変わり目こそ、少し体を動かしてみましょう。
きっと、気分も体も軽くなるはずです。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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