年齢とともに「太りやすい」と感じるのはなぜ?

「太りやすい」と感じるのはなぜ?
「食べすぎていないのに、なんだか太りやすくなった気がする…」
40〜50代の女性からよく聞かれる悩みです。実はこれは気のせいではなく、年齢とともに体の仕組みが変化しているからなんです。
年齢とともに太りやすくなる理由
- 基礎代謝の低下
筋肉量は30代以降、意識して維持しなければ年に1%ずつ減るといわれます。筋肉が減ると消費カロリーも落ちるため、同じ食事量でも余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。
- ホルモンバランスの変化
女性ホルモン「エストロゲン」は脂肪の分解を助ける働きがあります。しかし更年期に向けて分泌量が減少すると、内臓脂肪がつきやすい体質に。
- 自律神経の乱れ
年齢とともに睡眠の質が低下しやすく、食欲を増進させる「グレリン」が増えることで、知らない間に食べ過ぎてしまうことも。
見落としがちな“ドヤれる”太りやすさの原因
実は「夏に痩せると、その後太りやすくなる」という事実があります。
夏バテで一時的に体重が減っても、それは筋肉や水分が落ちているだけ。秋以降に食欲が戻ると、脂肪として蓄積されやすくなるのです。
また、汗をかく能力が低下すると体温調節がうまくいかず、代謝機能全体が落ちることも。さらに体内時計(サーカディアンリズム)が乱れると、脂肪が燃えにくく、ため込みやすい状態になります。
ここで豆知識。
脂肪1kgを落とすには、約7,200kcalを消費する必要があるんです。
これはおにぎり約35個分に相当! 「ちょっと食べすぎただけ」でも毎日の積み重ねが脂肪として残ってしまう理由がわかりますよね。
今日からできるシンプル対策
- 筋肉を維持する筋トレ:スクワットやウォーキングを習慣に。
- 朝日を浴びる:体内時計を整えて、脂肪燃焼リズムを作る。
- 五分搗き米など栄養のある主食:食物繊維やビタミンで代謝をサポート。
- 水分と汗を意識的に:適度な有酸素運動やサウナで“汗をかける体”に。
まとめ
年齢のせいで太りやすいのではなく、「体の変化に合わせた工夫が足りていないだけ」なんです。
体の仕組みを理解して生活を少し調整することで、40代以降も太りにくい体は作れます。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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