起きたら体がガチガチ…原因と解消法

朝の硬さは年齢のせいだけじゃない
朝起きた瞬間、「体が動かしにくい」「ガチガチに固まっている」と感じたことはありませんか?
多くの人が「歳のせいかな…」と思いがちですが、実はこれは年齢に限らず誰にでも起こる自然な現象です。原因を知り、少しの習慣を取り入れるだけで、朝の体は驚くほど軽くなります。
なぜ朝は体が硬くなるのか
睡眠中、私たちの体にはこんな変化が起こっています。
- 体温が低下する
深い眠りの間、体はエネルギーを温存するため体温を下げます。すると筋肉や関節の柔軟性が落ち、動きがぎこちなくなります。
- 関節液の循環が減る
関節を滑らかに動かすための“潤滑油”のような役割を持つ関節液は、寝ている間あまり動かないことで循環が鈍くなります。
- 自律神経の切り替えが未完了
睡眠中は副交感神経が優位ですが、目覚めた直後は交感神経への切り替えがまだ完了していません。血流が十分でないため、筋肉も硬く感じやすいのです。
- 加齢による筋膜や筋肉の弾力性低下
年齢とともに筋膜や筋肉の水分量が減り、柔軟性も低下します。このため40〜50代では朝の硬さをより強く感じる傾向があります。
放置するとどうなる?
「少し硬いだけだから大丈夫」と思って放置すると、こんな影響が出る可能性があります。
- 転倒や捻挫など、朝の不意な動作でのケガのリスクが増える
- 動きにくさが活動量の低下を招き、基礎代謝も下がる
- 慢性的な肩こり・腰痛につながる
つまり、朝の硬さは“放置していいもの”ではないのです。
簡単!朝の体ほぐしルーティン
ベッドの上でできる運動
- 足首回し:片足ずつゆっくり10回転ずつ回す
- 手首回し:両手首を同時に回すことで血流促進
- ひざ抱えストレッチ:仰向けのまま両ひざを胸に引き寄せ、10秒キープ
起きてからの習慣
- 首・肩の回旋運動:左右にゆっくり回して血流を促す
- 朝シャワー:ぬるめのお湯で体温を上げ、筋肉を柔らかく
- 朝日を浴びる:自律神経をスムーズに切り替える
このルーティンを3〜5分行うだけでも、朝の動きやすさが大きく変わります。
まとめ
朝の体の硬さは「加齢」だけが原因ではなく、睡眠中の体温低下や血流の変化など、生理的なメカニズムによって起こるものです。
しかし、短時間のほぐし習慣を取り入れれば、1日のパフォーマンスは大きく改善されます。明日の朝から、ぜひ試してみてください。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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