起きたら体がガチガチ…原因と解消法

朝の硬さは年齢のせいだけじゃない

朝起きた瞬間、「体が動かしにくい」「ガチガチに固まっている」と感じたことはありませんか?

多くの人が「歳のせいかな…」と思いがちですが、実はこれは年齢に限らず誰にでも起こる自然な現象です。原因を知り、少しの習慣を取り入れるだけで、朝の体は驚くほど軽くなります。

なぜ朝は体が硬くなるのか

睡眠中、私たちの体にはこんな変化が起こっています。

  1. 体温が低下する

 深い眠りの間、体はエネルギーを温存するため体温を下げます。すると筋肉や関節の柔軟性が落ち、動きがぎこちなくなります。

  1. 関節液の循環が減る

 関節を滑らかに動かすための“潤滑油”のような役割を持つ関節液は、寝ている間あまり動かないことで循環が鈍くなります。

  1. 自律神経の切り替えが未完了

 睡眠中は副交感神経が優位ですが、目覚めた直後は交感神経への切り替えがまだ完了していません。血流が十分でないため、筋肉も硬く感じやすいのです。

  1. 加齢による筋膜や筋肉の弾力性低下

 年齢とともに筋膜や筋肉の水分量が減り、柔軟性も低下します。このため40〜50代では朝の硬さをより強く感じる傾向があります。

放置するとどうなる?

「少し硬いだけだから大丈夫」と思って放置すると、こんな影響が出る可能性があります。

  • 転倒や捻挫など、朝の不意な動作でのケガのリスクが増える
  • 動きにくさが活動量の低下を招き、基礎代謝も下がる
  • 慢性的な肩こり・腰痛につながる

つまり、朝の硬さは“放置していいもの”ではないのです。

簡単!朝の体ほぐしルーティン

ベッドの上でできる運動

  • 足首回し:片足ずつゆっくり10回転ずつ回す
  • 手首回し:両手首を同時に回すことで血流促進
  • ひざ抱えストレッチ:仰向けのまま両ひざを胸に引き寄せ、10秒キープ

起きてからの習慣

  • 首・肩の回旋運動:左右にゆっくり回して血流を促す
  • 朝シャワー:ぬるめのお湯で体温を上げ、筋肉を柔らかく
  • 朝日を浴びる:自律神経をスムーズに切り替える

このルーティンを3〜5分行うだけでも、朝の動きやすさが大きく変わります。

まとめ

朝の体の硬さは「加齢」だけが原因ではなく、睡眠中の体温低下や血流の変化など、生理的なメカニズムによって起こるものです。

しかし、短時間のほぐし習慣を取り入れれば、1日のパフォーマンスは大きく改善されます。明日の朝から、ぜひ試してみてください。

奈良市ヤマムラパーソナルジム

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この記事を書いた人

奈良で2025年に「ヤマムラパーソナルジム」をオープンしました。
競技スポーツ経験を活かし、一人ひとりの成長を全力でサポートします!

大学時代は順天堂大学の陸上競技部に所属。現在も競技に挑み続けています。
プライベートでは、1児の父になったばかりで子育て奮闘中です!

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