筋トレ後の有酸素は逆効果!?

「痩せたいから筋トレも有酸素も頑張る!」そんなふうに意気込んでいる方、ちょっと待ってください。有酸素運動のやりすぎは、せっかくの筋トレ効果を台無しにしているかもしれません。今回は、筋トレと有酸素運動の“正しい付き合い方”を知って、効率よくキレイに痩せたい女性のための記事です。
筋トレと有酸素運動の違いとは
筋トレは筋肉を育てる“刺激”
筋トレは、筋肉に負荷をかけることでダメージを与え、その回復過程で筋肉が強く・太くなる「超回復」が起こります。特に40〜50代になると、筋肉は何もしなければどんどん減っていくため、日常的に筋トレを行うことが代謝を保ち、太りにくい体をつくる鍵となります。
有酸素運動は脂肪を燃やす“持久”運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪を燃やすのに効果的です。心肺機能も高まり、健康維持にも良いのですが、「やり方」や「タイミング」を間違えると逆効果になってしまうのです。
筋トレ後に有酸素をやりすぎると何が起こる?
筋肉の回復を邪魔するリスク
筋トレの後、疲れている体にさらに長時間の有酸素運動を加えると、回復のためのエネルギーが足りなくなります。すると、体は筋肉を分解してエネルギーを作ろうとする「カタボリック状態」になり、せっかく鍛えた筋肉が削られてしまいます。
エネルギー不足で筋肉分解が進む可能性
特に食事量を控えているときは要注意。体に十分な栄養がない状態での有酸素運動は、脂肪よりも先に筋肉をエネルギー源として使い始めます。これでは「痩せたけどなんだか疲れやすくなった…」という状態に。
筋トレと有酸素の効果を両立させるコツ
順番と時間配分がカギ
基本は「筋トレ→軽い有酸素」の順番が正解。有酸素は20〜30分程度にとどめておくのが理想です。筋トレで糖を消費したあとに有酸素を行うことで、脂肪燃焼効果も高まる一方、筋肉を削らない工夫が必要です。
筋トレ日は有酸素を軽めに調整しよう
どうしても両方やりたい場合は、筋トレを行った日は有酸素を短めに、もしくは別の日に有酸素だけ行う「分けて実施」がベスト。しっかり休む日も取り入れて、筋肉を回復させることが美ボディへの近道です。
40〜50代女性が意識すべき運動バランス
筋肉量の維持が代謝と若さを保つ
40代以降は、筋肉の自然減少が加速します。これにより基礎代謝が落ち、同じ食事をしていても太りやすくなるのです。筋トレによって筋肉を保つことで、体型維持はもちろん、姿勢や気力の若々しさもキープできます。
痩せるためにも“筋肉ファースト”が大切
「脂肪を燃やしたいから有酸素をたくさんやる」は一見正しそうですが、長い目で見れば筋肉を守りながら痩せる方が、リバウンドのない体づくりにつながります。まずは筋肉を増やし、その後に脂肪を落とすのが成功パターンです。
筋トレと有酸素、どちらも大切ですが「やりすぎず、正しく」が何よりのポイント。特に40〜50代の女性には、筋肉の維持が健康と美しさを保つための土台になります。焦らず、コツコツ続けていきましょう。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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