40代女性が整えたい睡眠と自律神経の話

「最近、夜中に何度も目が覚める」「朝スッキリ起きられない」そんな声が増えるのが40代以降の女性たち。
仕事や家庭に追われ、自分のことはつい後回し。でも、質の良い睡眠がとれていないと、体も心もどんどん疲れてしまいます。
ではなぜ、40代になると睡眠が乱れやすくなるのでしょうか?
なぜ40代以降、睡眠の質が下がるのか
女性の体は年齢とともにホルモンバランスが変化します。特に「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが減少することで、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
自律神経とは、交感神経(活動)と副交感神経(休息)から成り、心拍や体温、内臓の働きをコントロールする重要な神経系です。このバランスが乱れると、日中はボーッとし、夜は目が冴えてしまう、といった睡眠リズムの乱れが起きやすくなるのです。
加えて、気圧や気温などの環境変化、精神的なストレスも自律神経を刺激し、睡眠の質に影響を与えます。
睡眠不足が招く体と心の不調とは
睡眠は「回復」の時間。これが足りないと、体力や免疫力が低下し、疲れが抜けなくなります。特に女性は筋肉量が少ないため、代謝が落ち、太りやすくなる傾向も。
また、睡眠不足が続くと精神的にも不安定になりやすく、「やる気が出ない」「イライラする」といった状態が慢性化します。これがさらなるストレスとなり、自律神経をさらに乱してしまうという悪循環に。
質のよい睡眠を得るための3つの習慣
① 適度な運動で自律神経を整える
ウォーキングや軽い筋トレなどの運動は、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにします。特に夕方の運動は、夜の眠りを深くするのに効果的です。
② 入浴でリラックスモードに
38〜40℃のお湯に15分程度ゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。シャワーだけで済ませている方は、ぜひ湯船に。
③ スマホは寝る1時間前にオフ
ブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。寝る前は読書やストレッチで、ゆっくりと「眠れるモード」へと切り替えを。
筋トレが睡眠の質に効く理由
筋トレは、単に筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経の安定にも効果的。運動後は適度な疲労により、深いノンレム睡眠が得られやすくなります。
さらに、筋肉がつくと基礎代謝が上がり、体温調整がしやすくなることで、睡眠中も快適に過ごせるように。また、筋力があると疲れにくい体にもなり、日常のストレスに対しても強くなれるのです。
まずは「眠れる体」を整えることから
質の良い睡眠を得るためには、体と心、両方の土台づくりが大切。無理な努力ではなく、毎日のちょっとした習慣が未来の自分をラクにしてくれます。
睡眠は、休息であり、最高のリカバリー。
今日から、自分の体を優しく整える時間を意識してみてください。
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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