ソファ生活で老ける?座るリスクとは

一日の終わり、ゆったりとソファに沈み込むその時間。ほっと一息つける癒しの瞬間ですよね。でも、ちょっと待って。そのソファ時間、もしかしたら“老け”を加速させているかもしれません。
座りすぎで起こる体の変化とは
座っている時間が長いと、私たちの体にはいくつもの悪影響が忍び寄ります。まず代表的なのが「筋力の低下」。特に下半身の筋肉は、長時間使わなければ徐々に衰えていきます。
次に代謝の低下。筋肉量が減ると、基礎代謝も落ちやすくなり、同じ食事量でも太りやすくなる体に。また、脚の筋ポンプが働かないことで、血流が滞り「むくみ」や「冷え」にもつながります。
さらに怖いのが姿勢の崩れ。ソファに深く沈み込むような姿勢が癖になると、背中が丸まり、猫背や骨盤の歪みが起きやすくなります。
なぜ「老ける」のか?科学的な理由
実は、座りっぱなしの生活は見た目年齢にも影響を与えることが分かっています。その一因が「成長ホルモンの分泌低下」。このホルモンは筋肉の維持や肌のハリに関与しており、運動をすることで多く分泌されるのですが、運動不足だと分泌量が減少。結果、肌のたるみや体型の崩れが進行します。
さらに、長時間の座位は「血糖値のコントロール」や「脂肪代謝」にも悪影響を与えることがあり、肥満のリスクも増加します。特に女性は40代以降から筋肉量が自然と減少しやすいため、「サルコペニア(加齢性筋肉減少症)」の予防も意識する必要があります。
ソファ時間とどう付き合えばいい?
とはいえ、「じゃあソファでくつろぐのをやめましょう!」というのは現実的ではありません。大事なのは、付き合い方です。
例えば、1時間に一度立ち上がって、軽く体を動かす。スクワット5回でもOK。テレビのCM中に立ち上がる、飲み物を取りにいくついでにストレッチ、など“動作のきっかけ”を生活の中に散りばめておくことが大切です。
また、座る前に「ちょっと動いてから」とルールを決めるのもおすすめ。たとえば、「夕食後にスクワット10回してからソファ」といった習慣にすれば、筋肉にもスイッチが入り、罪悪感もなくリラックスタイムを楽しめます。
まとめ:ソファは敵ではない。使い方次第で未来が変わる
ソファでくつろぐ時間は、心の回復にも必要な大切な時間。でも、座りっぱなしが続くと、体は確実に「老けモード」に突入してしまいます。
1時間に1回動く、座る前に体を少し動かす。このたった数分の行動が、5年後・10年後の見た目や健康を大きく左右します。
気持ちよく、そして若々しくソファ時間を楽しむためにも、今日から少しだけ体を動かす工夫を取り入れてみませんか?
奈良市ヤマムラパーソナルジム
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